東京フラクタル

忠犬ハッチの毒出しブログ

銀座カラーの脱毛広告にココロがザワザワした話

春になり、緑が一斉に芽吹き始めた今日この頃、
私のすね毛も萌え始めました。

大手脱毛サロンのミュゼが倒産してからサロンに行かず
ありのーままでーということでそのまま放置していたら
ムダ毛がニョキニョキ生えてきて
やれどうしよう面倒臭いなあ。ムダ毛なんてなくなればいいのに
朝目が覚めたらツルツル素肌になっていればいいのにと思って
まあまたミュゼに通えばいい話なんだけど
なんとなく足が遠のいてしまっていたそんな折、
山手線の車内広告にふと目をやると銀座カラーの脱毛広告が。

ここの広告、他の脱毛サロンとは少し様相が違うんです。

トリンドル、モー娘。加賀美セイラ、ローラといった
モデルやアイドルが爽やかに素肌をさらけ出している
いかにも健康美なキラキラした広告とは異なり

顔半分が隠れている赤ずきんちゃんと
猫耳よろしく狼耳のコスプレをした男の子が
イチャコラしている広告なんですが
今回見たバージョンは森の中で赤ずきんちゃんが
後ろから狼くんにハグされていて
その手がヘソ下辺りにキュッと結ばれていて
妊婦でも抱きしめているのかな?
といった構図なんですけれども

『全身で恋しよう』のキャッチフレーズは
つまりあれだよね。
脱毛のその先の最終目的地として
「カーンチ、○○○しよう♪」 の○○○を目指しているということなんですよね?
全身脱毛で彼氏に見られても恥ずかしくない
ぬかりない素肌を目指せよ乙女!ということなんですよね??

狼くんのぶっとくそそり勃ったシッポが
もはや男根のメタファーにしか見えなくて
そんな風に捉えてしまう私のゲスっぷりが
これまた不思議な罪悪感を呼び起こし
異彩を放つその広告に私のココロがザワついたのでした。

さらにその広告には若い二人の抱擁のバックに
小さな木の小屋があるのですが
銀座カラーのお隣の広告が
これまた森の結婚式場・軽井沢高原教会の広告で
そのとんがり小屋具合が見事にシンクロしていて
これ絶対狙ってんだろと訝っていたら
山手線の内回りと外回りに本当に同じ配列の広告を2回見たので
銀座カラーのサブリミナル効果にガクブルしました。

そしてなんだかんだ言って
そんな広告に物申す人があまりいないってことは
それがやはり人々の暗黙知というか
生命の根源である男女の欲求には到底逆らうことなどできないってことで
そこをきちんと踏まえた銀座カラーのプランナーSUGEEEと感心しきりでした。

そんなことを考えていたら
ふと視界に飛び込んできた左のOLさんのつり革を持つ手がなかなか剛毛で
ひじ上から指までとてもナチュラルな感じでムダ毛が生えていたので
「ちゃんと脱毛しよう」
とザワついたココロの中にも固い決心が生まれたのでありました。
おしまい。