東京フラクタル

忠犬ハッチの毒出しブログ

選挙の日ってウチじゃなぜか投票行って外食するんだ

投票日なので選挙に行ってきた。

整理券を持って近所の小学校へ投票しに行ったら
前に並んでいたのが髪の長い色白の女の子とそのお母さんだった。
家族で選挙に来たらしい。
東京都の議員を投票したあと比例代表のエリアで次にどうしたらいいのか
その女の子はウロウロ歩き回っていた。
そしたら後からやってきたお母さんが係の人に
「すみません。あの子19歳なもので」と言っていた。
そうか今回から選挙は18になったら投票できるようになったのだと気づいた。
きっとはじめての投票だったんだろう。とてもかわいかった。

 

それで私が高校のときの政経の先生が
投票可能な年齢を18からにしようと盛んに活動していたことを思い出した。
その先生はとても熱心な先生で当時すでに60近かったけれど
私が入っていた女子硬式テニス部の顧問をしていた。
その昔はスラムダンクで「白髪鬼」と呼ばれた安西先生よろしく
とても厳しい顧問だったらしく、部は都立の高校にもかかわらず
強豪ひしめく都大会で上位に食い込むそこそこの健闘ぶりを発揮していた。
しかし私が入部した頃にはすでに白髪鬼の面影はなく
角が取れた安西先生となってしまっていた。

その先生はおもしろい先生で
自分のことを「先生と呼ばずに松田さんと呼んでください」と言っていた。
そんなわけでその部では先輩を呼ぶときも 「みほさん」「まりさん」と
みんな下の名前で呼び合っていた。
尾瀬の夏合宿では日に焼けて黒人のように黒くなり、
地獄の筋トレでは腹筋が鍛えられすぎて6パックができたり、
雨が降った翌日には授業前にコートにローラーをかけるため朝早く起きる
なんてことが度々で
部員の母親から「厳しすぎる」とクレームが入ったこともあった。
それでも最終的には生徒から絶大な信頼を寄せられる指導者だった。
松田さんにお世話になったOGはみな結婚式に恩師として招待したりして
当時は大変だったけれど今となってはみんないい思い出となっている。


そんな松田さんの願いが10年のときを経て現実化したのだ。

10年前の能天気な高校生だった私は
松田さんがなぜそんなに熱心に活動していたのかピンとこなかったけれど
今になってようやくその重要性がわかるようになってきた。
未来を決める選挙は若者にこそ投票する権利がある。
先立ってのイギリスのEU離脱の件でも
富裕層や若者より、比較的年配の有権者の声が通ったカタチとなり
その結果を嘆く声が見てとれた。

 

大人になる年齢は国によって違うけれど自立は早ければ早い方がいい。
みんな早々に大人になるべきだ。
日本は優しい国だから子供や老人に対する保護が手厚いけれど
子供のままでいようとする考えは自分をダメにしてしまう。
18になったらとっとと家を出て一人で自立するのがよい。

私は24くらいで実家を出たがもっと早くに家を出て
一人で暮らせばよかったといまでも本当に後悔している。
だから若い子でまだ実家暮らしの子に出会うと
早く家を出て一人で暮らせと一人暮らしを奨励するお節介ババアと化している。

 

一人で生きていく力がないと一人前の人間とは言えない。
家賃・食費・光熱費・交際費・税金など全部ひっくるめて
自分一人が生きていくのにどれくらいの経費が必要で
どの程度の稼ぎがなければならないのかを知るのは若ければ若いほどよい。
女であろうがなんだろうが年齢がある程度いっていて実家暮らしと聞くと
他人事ながら大丈夫かな?と思う。

私の周りにはいないけれど、知り合いの話で
30近くなって実家暮らしで親に弁当をつくってもらっていたり
掃除洗濯をしてもらって結婚できないんですーとかのたまってる奴とか
もし実際に目の前に現れたとしたら多分はたきたくなると思う。
私が男だったらいくら可愛くて仕事ができる女の子でも
自立できてない子に手を出す気はきっと起こらない。
いつまでも親に頼ってないで自分という人間を確立してほしいと思う。

 

10年に一度くらいの頻度で
「私の方が仕事もできるし美人なのに
気になるA君はブスで地味なB子と結婚した悔しい」
みたいなジョークが知恵袋に投稿されているのを見かけるけれど
多分その人はそういう部分が欠落しているんだと思う。

いっぱしの社会人であるには謙虚にならざるを得ないから
そこを見抜かれていただけではないかと。
A君は正しい選択をしたけれどB子に負けていることを認めたくないから
ネットで吠えているのだろうと。

そんな傲慢系女子はキリキリになるまで頑張って働いて
A君が霞むほどの最高の男をゲットしてその男から思いっきりフラれて
人生のドン底まで落ちてみるのもいいんじゃないかと思う。
たくさん泣いて自分の愚かさを思い知って開き直ることができたときに
きっとすごく厚かましくて魅力的なおばさんが出来上がると思う。

そんな人となら新宿二丁目のオカマバーでマツコみたいなママに一緒にブッタ斬られて
ゲラゲラ笑いあえる最高の仲間になれる気がする。

 

まあ言いたいことは

とっとと自立して大人になること と
他の政党の批判や揚げ足取りばかりで理念や主張を明確に打ち出せないような党に
一票を投じるのは極めてもったいない話ですね

というところですかね。

そういえば松田さんの座右の銘は「No pain, no gain」だった。
しなくていい無駄な苦労は必要ないけれど
何かを得たいと思ったらそれ相応の努力は必要だよね。

 

 

 

 

AKBとモー娘。の決定的な違いは
男ウケ路線か一般大衆向けアイドルかの違いだと思うんだ。