東京フラクタル

忠犬ハッチの毒出しブログ

映画『ブルックリン』

毎度おなじみ目黒シネマにて映画を観ました。
今回は『ブルックリン』っていう
アイルランドの田舎娘がNYのブルックリンに来て
垢抜けていくっていう映画です。
安定という女の夢に心グラつく主人公エイリッシュが
最終的に自分の人生を選択するっていう
古き良き時代の大変お行儀の良い懐かし映画って感じでした。
ラストシーンよいよ。

 

 

最後の方でエイリッシュがアメリカ行きを決めるシーンがあるんですが
ムカつく奴の一言で人生奮起させられるっていうのはよくある話。
あの婆さんがいなかったらエイリッシュ変わらなかったんじゃなかろうかって思うと
敵だと思っている奴の言葉も意外に大事だったりしてね。

 

 

そういえば 『グランドイリュージョン~見破られたトリック~』も
二郎君と観に行きました。
『アリスインワンダーランド』と同じく続編だったので
最初話がよくわからなかったのですがなかなかにおもしろかったです。

ラドクリフ君がハマり役でした。
ハリーポッターの美少年がこんな嫌味なオタクを演じるおっさんになるなんて
一体誰が予測したことでしょう。時の流れの残酷さあなや
と彼の役者魂を垣間見ることができました。
身長がもう少しあったら
今頃ポストレオ様あたり狙えてたのかもしれないなんて思ったり。

ジェシーアイゼンバーグは
バットマンvsスーパーマン』での鬼畜っぷりがハマってましたが
ソーシャルネットワーク』のときと同じく
正義の味方なのか悪の手先なのかわからないスレスレ感が
きっと彼の持ち味なんですね。

 

 

最後のトリックがね
大掛かりなドンデン返しなんですけれど
オーディエンス絶対内容理解してねーだろ的な
SNSで絶対情報漏れてんだろ的な
まあ面白いからいいんですけどね。

バットマンvsスーパーマン』も『キングスマン』でもそうだったけど
IT長者が情報操作で世界征服って今流行りのシナリオなんですかね。
全部パターン同じやんっていう。
そして絶体絶命の時に流れる謎のクラシック音楽
きっとハリウッドの流行りですね。

あと謎組織は最後まで謎のままで to be continue... っていう
きっと3部作目があるんだと思います。
まあ1部から観たほうがよかったですね。

 

最近は知り合いが『ラスト・タンゴ』を観たいと仰っていたけれど
こちらも面白そう。

 

 


だがしかし東京ではもう下高井戸でしか公開していないそうで
次は是枝監督の『海よりもまだ深く』を観に行く予定です。