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東京フラクタル

忠犬ハッチの毒出しブログ

阿部寛のダメ男っぷりがハンパない『海よりもまだ深く』

ミニシアターがキテる。

東宝シネマズのCMが長すぎてひどいという話題があったけど
ミニシアターはそんな不快な思いをすることなく安心して映画を観ることができる。
予告編も程よい長さで映画泥棒のCMもこれから映画が始まりますよー
といういい合図になってイライラすることがない。
特に毎回お世話になっている目黒シアターは手作り感あってハートフルな映画館。
隠れた名作を2本立てで1500円で上映してくれるので
贔屓にしているというか大変ありがたい映画館なのです。

そんなわけで今回は是枝監督の『海よりもまだ深く』を観に行きました。
是枝監督作品は今回が初めてなのですが
最近監督が私の卒業した高校のOBであるということを知って
いつか何かしら作品を観に行こうと思っていたところ
ちょうど目黒シネマにて上映されることを知って早速足を運びました。
団地の風景とかローカル線の西武鉄道とか西武バスとか
もう地元色出まくりでめちゃくちゃ懐かしくなりました。
観たことあるような風景がたくさん出て来て勝手に感じる親近感。

是枝監督作品はもっとまじめな感じかと思ってましたが
笑いがところどころ挟まれていてこんなにギャグ要素があるとは思いませんでした。
出演者達からちょいちょい繰り出される決め台詞の数々は
きっと是枝監督が伝えたい言葉なのでしょう。
樹木希林に泣かされるとは思いませんでした。

主演は阿部寛なんですが『テルマエ・ロマエ』の筋肉隆々な姿しか知らなかったので
こんなクズ人間も演じられると知ってなんて幅の広い俳優なんだと思いました。
個人的には息子役の子と部下役の池松壮亮が箸休め的なポジションというか
阿部寛樹木希林の濃さを程よくマイルドにしてくれていい味出してると思いました。
真木よう子のメンチ切ってる姿もよかった。

 

 

日本の映画はなんつーか感情の機微に優れているといいますか
細部まで作り込まれていて丁寧ですね。
作りが細かいから流れている時間もゆっくりで今回の話も数日間の話だし
家族がテーマなんだけど親子の絆っていうか
親が子を思う気持ちとか血の繋がりとか
インパクトはないけどじわじわ来ますね。

ただまあ映画だからいい話で済みますけど
実際近くにこんな男いたら迷惑極まりないですね。
同情できない。真木よう子樹木希林と息子がかわいそう笑

 

 

目黒シネマは2本立て上映なのですが
もう一本の映画『団地』。

久しぶりにくだらない映画を観ました。
ギャグは最高に楽しかったですが後半以降のぶっ飛び展開に
「は?」って感じでラストシーンについても映画が終わった後、
場内がシーンと静まり返っていましたが
観客ポカーンて感じでみんな頭の上にはてなマークが浮かんでいたと思います。

途中までよかったのに後半謎の疾走感。
監督疲れちゃったのかな。
こういうものだと思って観ればいいんですかね??
なんかジャンルが特定できない映画になってました。

ただ岸部一徳藤山直美がとてもよかった。
めちゃくちゃなシナリオにもかかわらず
演技の方でだいぶ頑張ってらっしゃったと思います。
てか予告編で肝心な後半部分予告してないなんてずるいよ
そこがメインでしょ。みんな勘違いしちゃうよ。


 

 

まあ今回は樹木希林岸部一徳の偉大さがわかった次第です。
藤山直美のバーコード「ピッ」ってやってるシーン好き。