PERFECT HUMAN と 華麗なるギャツビー
オリエンタルラジオが好き。
結婚式の余興で流行りそうですね。
お笑い芸人って間の取り方とか空気の読み方とかいじりやツッコミの絶妙な力加減とか
咄嗟の判断力とか瞬発力とか頭が良くなきゃできないなって常々思います。
こんな立派なMVつくっちゃって彼らはYouTuberにでもなるのではないか
お笑い芸人の新たな境地を拓くパイオニアとなるのではないかなんて
主にあっちゃんが企んでそうですね。
なんたってパーフェクトヒューマンですからね。
おそらく元ネタはグレート・ギャツビーだと思うんですけど
数年前のディカプリオ演じた『華麗なるギャツビー』を思い出しました。
ヒロインのキャリー・マリガンがかわいかったのと
救いようのないラストが哀しすぎる映画でした。
一人の女性のためにここまでがんばれるなんてすごいよディカプリオ。
ストーカーも真っ青だよ。
ディカプリオの主演映画といえば 『華麗なるギャツビー』でも『タイタニック』でもなくて
私は『インセプション』が好きで
クリストファー・ノーラン監督の作品なんですけどこれがとってもおもしろくて。
ディカプリオが潜在意識のスパイとなってターゲットの意識に潜り込み、
記憶を書き換えていくというなかなか斬新な筋書きなのですが
その昔、心理学や脳科学をちょっとかじったことがあって
『インセプション』は人の意識の構造がわかりやすく描かれていると聞いて
何度か鑑賞したことがありました。
人の意識の構造はフロイトやユングが提唱した氷山の図が有名ですが
普段私たちが認識できるのは顕在意識の5%
残りの95%は私たちが普段認識できない領域だと言われています。
潜在意識は95%もあるから
この部分をコントロールできれば思い通りの人生が生きれるとかいって
潜在意識を開発しようっていう怪しい自己啓発とか
うさんくさい引き寄せ本とかが書店でも流行ってたりします。
深層意識をコントロールできる人間は人生をコントロールできる
という話はあながち間違いではないと思います。
潜在意識と顕在意識が同じ方向を向いているときには
心に葛藤が生じることもなく人生がうまく進んでいると感じることができます。
ただひとつ言えるとするならば
現実すらコントロールできない人間が
たった5%の意識で95%もの潜在意識を操ることなどできるわけがなく
一方で、現実をコントロールできる人間は
潜在意識を操るまでもなくある程度望む人生を生きることができるので
潜在意識の重要性に気づかないといったところでしょうか。
両輪をうまく動かすことができるようになれば
グレートギャツビーやパーフェクトヒューマンも夢ではないかもしれません。
まあ自分が実際にそれを望んでいるのかどうか という点が一番大事なんですけどね。
人間心理の描写を得意とするクリストファー・ノーラン監督が
構想から撮影まで10年ほど掛かったという作品です。
とっても見応えがあるのでまだ見てない方がいたら是非。
と思ったら熱量の高いレビューがありました!ご参考まで。